近年、公式がトーナメントとカジュアル志向のイベント双方向でやっていきたいと発表しました。

また、自主イベントでも通常の対戦とは異なる趣向のイベントも多く開催されるようになり、こういった視点がようやく認められるようになったかと思う次第です。

ここでは、波に乗りつつあるカジュアルイベントに、以下の2つの題目にて、あえて注意喚起を行いたいと思う。

1.直近のカジュアルイベント「ニャオニクス杯」
2.カジュアルイベント全体について



『1.ニャオニクス杯』

直近で行われた大きなイベントとして、ニャオニクス杯を取り上げます。

公式でのニンフィアガールズバトルや、女流日本一誕生など、女性プレーヤーが、昔より目につくようにはなりましたが
まだまだ少ないです。
そんな中、カップルでの参加を条件とした「ニャオニクス杯」が開催されました。
基本的には、男性プレーヤーが、初心者の女性プレーヤーを表舞台に引き上げるのが目的かと思います。

まず、先にフォローをしておくと。
このイベントは全く新しい発想で、なおかつ、新規層の開拓という点で利にかなったものです。
一人では心細いですが、隣にパートナーが居れば、なんとなく出来る気がしますもんね。

では、ここからは批判です。

同イベント発表時の初稿ルールは大変複雑なものでした。
後の運営判断により、ルールは簡素化され、
・「女性側のみGXマーカーの奪取が可能(GXワザが2回使える)」が残りました。
それにともない、対戦の形式が
2vs2(♀vs♂ ♂vs♀)という異性同士での対決という形式になったのですが。

知らない異性の方とのふれあいは不安があるものです、
まして「初めて」対戦イベントに参加する。との2段重ねで有れば、不安はひとしおでしょう。

ここは、シンプルに男同士、女同士の対戦形式で良かったのでは、と思われます。
最初にあった、2vs2という特殊な形式だからこそ、面白いルールを付加しようという、『ゲーム性』に引きずられたところがあると考えます。

『2.全体について』
話の流れとしては、つながっているのですが、ここからは全体に関する話なので、
一応2章へ移行とします。

カジュアルイベントは、その特殊性から参加者が集まるかどうか等、運営自身が不安に思うことがあります。
あの有名な方が参加!とか世界〇位のあのひとが登場!とかすれば、
ある程度の宣伝には、なりますが、イベントの意向と外れてしまいそうであれば、参加をお断りするのも必要です。

例えば、
「超上級者向け!」と書かれていて嬉々として向かったにもかかわらず、
クリボー1匹踏んだらクリア、となればがっかりするでしょう。

反対に、「初心者歓迎!」と書かれていたのに、スタートボタンを押した瞬間
目の前にクッパが居て火を吹かれてゲームオーバー、となれば、失望は大きいです。

トーナメント志向のイベントは基本的に、対戦により勝ち負けを決めることを目的としたプレーヤーが参加します
そこに、カジュアルプレーヤーが参加するのは自己責任です。

ですが、カジュアル志向のイベント(特に初心者向けと明記されたもの)は、勝ち負けを決めることがメインではありません。
ここに、トーナメントプレーヤーが参加することは在ってはなりません。

TCGに慣れたプレーヤーというのは、実は動きが超気持ち悪いです。
正確には、TCGというものに初めて触れる人には、慣れたプレーヤーが奇怪に映る、です。
下手をすればヒいてしまいます、それだけで手を引く要因になります。

例えば、「ダンス」というのは、
あの気持ち悪い動きに対して、一定の芸術性を認めた人が、文化にしていった上で、
これは「ダンス」という文化なんだ。と前提を理解した状態で見ているので、見るに堪えています。
「ダンス」というものを知らずに、気持ち悪い動きを見たら、不審者かと思うし、通報するでしょう。

まぁ要するに

安易に「初心者の方もどうぞ」とか言うな!
そのイベントが誰を対象にしているのか、
「初中上級者」混合でも問題の無いイベントなのか、見極めた上で、
カジュアルイベントこそ、「プレーヤーレベル」のゾーニングをしっかりとやってくれ。
というお話。

イベントなんてものは、その場でワイワイやってたらだいたい楽しいものです、
しかしこういった問題はしっかりケアしないと楽しんでるのは、主催と身内だけかも?

後に続かないのであれば、イベントは成功したとは言い難いかもしれません。

その場限りで楽しいことなんて、犯罪とか犯罪とか犯罪とか色々あるんですから。

コメント

そうじん
2017年8月4日22:09

本文へのコメントでなくて失礼。
楽しく読ませていただいています。
リンクいただきますね。

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